企業組織のあるべき目的を充足し持続していくシステムの根幹にいるのは人です。人が会社をつくり、人が会社を動かしていきます。いい会社は経営者と社員が会社の理念を共有することの根本があります。ゆえに人が人としてこころざしを抱き、能力を導き出し発揮できる職場環境づくりは、トップが重視しなければならない重要な要素のひとつです。
そこで、
企業が求めたい人とは?をテーマに記してみます。
まず、人材の辞書の定義をみると*才能がある人・役に立つ人 とあります。人(財)は当て字で、言い当てたいニュアンスを伝える表現として表記されています。そのニュアンスとは、その人の存在自体が会社の財産になる人また有益な存在、といえるでしょう。
では、
自分が人材(財)になることはむずかしいことでしょうか?
いいえ、
役に立ち、存在感ある仕事をする、とは特殊なことをすることでも、特別な才能を発揮することではありません。
人材(財)として期待される人の日常生活を例示しましょう。
①時間を守り遅刻しない②人との約束を守り嘘をつかない③頼まれた仕事はキチンとやり遂げる④いつも身の回りが整然としている⑤いつも気持に落ち着きがある⑥いつも明るいあいさつができる などなど
どれも、”あたりまえ”のことばかりです。だれにもできることなのです。多くの人がこのアタリマエができないのは、継続ができないからです。アタリマエは積み重ねると特別になります。
つまり、アタリマエをキチンとつねに実行する、ことが人材(財)になる要点なのです。
ちなみに、
存在感のある仕事の例を記します。
新幹線の運転手のアタリマエの例です。
鉄道のアタリマエは、安全・安心の運行による信頼と快適な乗車時間の提供です。
時間を守り、遅刻をしないための標語があります。安全・安心の運行と快適な乗車時間をつねに安定して提供していくためには、運転手としての基本的なアタリマエが標語に込められています。
・私たちが守るもの 安全・信頼 そして「時間」
・明日の早寝に込める プロ意識!
・気をつけろ 二度寝は遅刻の 甘いワナ
・目覚ましセット 手間を惜しむな 遅刻を惜しめ
・鉄道マン 列車も出社も 乱れゼロ (以上、抜粋)
アタリマエの積み上げが世界に冠たる安全・安心を創り上げているのです。新幹線を利用するときの安心感は乗客の目に見えないアタリマエの実践が支えているのです。
アタリマエを実践する、身に付けるには、どうしたらいいか
答えは、5S(ゴエス」にあります。
理想の人材(財)となるには5Sの習得がポイントです。
◆5Sは、整理・整頓・清掃・清潔・躾の5つの言葉の総称です。
◆5Sは、職場のみならず生き方のエッセンスです。
◆5Sは、古来日本人の伝統文化から繋がって生まれた実践の科学です。
企業のみならず家庭も地域も人がつくっています。アタリマエの実践が人間関係を豊かにし、相互信頼関係が醸成され、生き生きととした社会に変わる要素になります。
アタリマエをキチンとつねに実践できる人こそ企業が求めたい”人材(財)であると思うのです。(M記)
◆開催趣旨
商工会法施行50周年ならびに高森町商工会・豊丘村商工会・喬木村商工会は、設立50周年を迎えました。地域経済団体としての50年の活動を振り返り、会員の経営支援を通じて商工業の振興を図り、もって健やかな地域社会への貢献が、我々の活動の原点である認識を新たにする節目といたします。ゆえに単なる通過の催事ではなく明日に熱い希望を抱き自然と繋がって生きるものづくり技術のすばらしいあり方を主唱する「ネイチャー・テクノロジー講演会」を、50周年記念として地域社会の皆様に贈ります。
◆案内趣旨
地球46億年の歴史の知恵の結晶である、もっとも小さなエネルギーで駆動する自然の完璧な循環に学び、新しい暮らしのかたち」を提案するものづくりの考え方です。
天然のエアコンともいえる土、洗浄不要のカタツムリの殻、どんな表面にもくっつくヤモリの足、ハンマーで叩いても割れないアワビの殻……自然の中には近代テクノロジーでも容易に真似することのできない「知恵」がある。そんな自然を手本にし、省資源・低環境負荷の技術としてデザインし直すのがネイチャー・テクノロジーです。単なる自然模倣ではない。完璧な循環をもつ自然から学ぶ、新しいテクノロジーのかたちなのです。資源の枯渇が危ぶまれ、地球環境問題が叫ばれるいま、これからのものづくりに対する新たな明るい未来の確かな予感があります。
ネイチャーテクノジーを提唱、この研究開発を進めるかたわら、ものづくりのパラダイムシフト推進に国内外で活躍されている、東北大学大学院 環境科学科教授 石田秀輝先生が、わが町に来ていただけることとなりました。
★講演テーマ「地球が教える技術!大自然のすごさを活かす「ネイチャ・ーテクロジー」の世界~「トンボの羽」で電気を起こす?!~(仮称)
★とき 平成22年11月26日(金)午後6時~8時
会場 高森町福祉センター大会議室
議論を活発にし、その会議が求める目的を効率よく充足する会議手法
経営指導員(日本企画学会員) 前島登志夫
(出典:日本企画学会刊・突破の科学)
「信用ゲーム」
ディスカッションには「信用ゲーム」の考え方を使います。
信用ゲームはすべての主張、提案を肯定し信用します。 他人の意見に評価や批判を与えないルールです。
対極の「疑惑ゲーム」は一つのアイデアや意見が提案されるとすぐさま評価と批判の対象となり問題点のあるアイデアは却下され、次のアイディアや意見が求められます。このため疑惑ゲームは“疑うこと”をプレーヤー(会議出席者)に求めます。このディスカッションアプローチは、分類という“割り算”と評価や批判という“引き算”のアプローチといい、アイディアや発案を求める会議では閉塞した会議運営に陥りやすくなります。
たとへば、商品企画をテーマにした会議を考えてみたとき、他者の意見に対して、ほめることもしてはいけないのです。ほめる発言をした者が上司だったりすると、その意見が議論の中心におかれ、あたかも採用されていくような雰囲気が生まれ、他者はその意見に沿った意見を考えるようになり、思考する領域が狭まって、多様な意見が生まれなくなります。そして批判はもっと最悪です。批判された発言者は脳の思考を閉ざしてしまうからです。(もうこの会議では何も言うものか、と)
これでは会議そのものがムダになってしまいます。
信用ゲームのルールで行う議論は、データや情報が示す事実より一人一人のイメージを大切にします。会議の場で自分の意見が無視されない保証があれば思考の意欲は高まり、アイデイアをどんどん増加させるという“足し算”と、出席している各人の意欲と創造性を高め相乗効果をめざす“掛け算”によって無数のアイディアを引き出し、そこから最良の解決策を獲得する会議アプローチです。これが、一人一人は凡人でも集まれば天才となる「集団天才」の会議運営の考え方です。
過去の他の解決事例や他の事例を参考とする思考では解決できない、つまり過去の延長で考えないスタンスをもって解決策を見出していく討論・協議にはこうした信用ゲームが効果的です。
会議をコーディネートする者(司会)が整理する“棚”
出された意見は、課題に沿った意見の保存棚をいくつか設定して、保管し、出されたすべての意見を整理します。たとへば、以下のような棚を設定します。重要なことは④の未来の棚です、突飛な意見であっても後から取り出したときに、すばらしい内容の趣旨の評価が得られるかもしれないからです。
① 今すぐできること
② 1年以内にできること
③ 2~3年かかること
④ 未来の棚(①~③以外はこの棚へ整理、すべての意見を排除せずに整理することで出席者の脳を活発化する)
ルール
司会者は、会議の前にこのルールを宣言する。上司が出席している会議でも例外はありません)
ルール① 他者の発言に対して 批判・否定をしないこと
ルール② 他者の発言に対して 批評をしないこと
ルール③ すべての意見を受け止めること。すべては、この4つの棚に入れて整理すること
この棚は、文書化(表記)して、終了するまで参加メンバー者に提示し、今後の会議資料としていく。会議のテーマによっては、長期保存資料となる。
平成13年度から平成21年度の5S実践活動支援事業所は55社!この事業の質を高めるため平成18年に「5Sマイスター認証制度を創設(登録商標)現在27名の5Sマイスターが所属事業所にて活躍中!
5SMeister[マイスター]認証制度
【制度趣旨】
5Sとは[整理・整頓・清掃・清潔・躾(しつけ)]は、経営業態を問わない「高度な企業信頼力・適応力を持った経営」に必須の現場活動をいう。
“アタリマエ”の事が、日常の企業活動の中で見過ごし見落とされていることを課題に、企業経営に5S実践活動を企業文化として導入することが経営改革の要点となることをもって、モノと時間のムダ・浪費を起こさせない社内活動を支援し、かつ、“アタリマエ”のことが“アタリマエ”にできている企業として企業信頼力の訴求を高めることを事業目的に、平成12年度から5S実践活動導入支援事業として開始し会員の経営改革を支援してきた。平成18年度から、企業のあるべき姿をめざす戦略マップと5S活動を一体化し進化した実践活動を提唱し展開している。
よって、「戦略マップの5S実践活動」をさらに普及させていくため、5Sの指導者レベルの人材確保と普及の役割をもって小規模企業であっても高い企業信頼力を得る仕組みを企業文化として導入支援する事業展開をバックアップする事業として、「5Sマイスター制度」を創設する。
【制度名称】
5SMeister[マイスター]認証制度と称する。[登録商標5193620号(第35類)]
【制度目的】
高森町商工会員事業所に5S実践活動を普及させていくための5S実践活動における指導レベルの人材確保と5SMeister[マイスター]認定者が所属している事業所の対外信頼性を支援する。
【認定要件】
①5Sを理解している。②社内において5Sの指導的能力を有している。
【認証方法】
① 5S実践活動推進委員会において、事業所から推薦を受けた候補者について、資格認定試験結果と5S活動専任講師の推奨を要件に、5S実践活動推進委員会が高森町商工会執行機関の承認を経て決定する。
【被認定者授与証】
①認証を受けた者が所属する事業所:「5Sマイスター所属事業所」の壁掛けプレート
②認証を受けた者が所属する事業所:5Sマイスター「5つのテスト」プレート布
③本人:「5Sマイスター認証」証書・胸付けプレート〈社員入り〉
【認証者】高森町商工会長
【認証期間】
3年(以後、5S実践活動推進委員会において以下の認定要件を充足していることをもって更新する。認定要件:①年1回の更新研修(5時間以上)の受講(効果テスト合格)②毎年、学習ログ10時間以上・実践ログ20時間以上の5S指導活動
【高森町商工会に対する職務】
当委員会が要請する他事業所における5S実践活動支援及び当委員会事業への参画
【認証日】
該当年の研修および効果テスト終了後の高森町商工会執行機関による承認日
【公布日】
該当年の研修および効果テスト合格日
【施行】
本認証制度は、平成19年1月1日から施行する。
耐える経営を余儀なくされている“いま”がチャンスです。
“あたりまえ“のことを”あたりまえ“にキチンと実践する
5S実践活動で、企業目標の実現を!
世界中の総需要が激下した経済恐慌に、とりわけ機械系製造業は甚大な打撃を受け、先行きに深刻な経営不安の渦中にあって、環境・健康・医療といったテーマに構造転換してくる“モノづくり”が復活するときに備えた経営組織の強化が緊切な課題となります。 製造業以外の業種においても、不況に負けない経営力の強化は最重要課題といえます。
[整理・整頓・清掃・清潔・躾(しつけ)]は、経営業態を問わない「環境適応力を持った経営」を行う必須の現場活動の考え方です。この5S導入実践支援活動の目的は、“あたりまえ“のことを”あたりまえ“にキチンと実践する社内の組織力づくりをもって、その先の企業目標を実現することにあります。
耐える経営を余儀なくされている“いま”がチャンスです。企業のめざす目標を再点検して、戦略マップに描き、5S実践活動を活用して、目標を実現しませんか!
3商工会広域連携事業では、5S活動による会員皆様の経営強化を支援しています。
平成21年度 5S実践導入企業を募集します
進め方の概要
貴社の戦略マップ作成をスタートに6回にわたり専門講師が巡回訪問し、現場で実践指導し確実に成果の上がる推進を支援します。
専門講師:中小企業診断士 棚田譲二
★5S実践導入講座・各社の戦略マップづくり 6月27日(土)am10:00~pm4:00 参加企業合同(高森町商工会館)
第1回7月15日(水)16日(木)
第2回8月19日(水)20日(木)
第3回9月16日(水)17日(木) 各社巡回
第4回10月21日(水)22日(木) (1回/1時間45分程度)
第5回11月18日(水)19日(木)
第6回12月2日(水)3日(木)
★実践発表大会 平成22年1月21日(木) 参加企業合同(高森町商工会館)
■ 参加の条件
自社の経営改革を目指す企業で、すべての業種(製造業・建設業・商業・サービス業など)が参画できます。また既に5Sを実践している企業も点検の意味でご参加ください。
この事業の参画に係る費用は無料です。